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神楽の始まり
宇宙のはじめ、まず全ての元となる物が出来ました。しかしそれは、名もなく動きもなく、形さえ無いものでした。
やがてそれが天と地に別れ、男と女の神が現れると、その神によって海と島が生まれ、たくさんの神が生まれました。その中の一人「天照大神」は、弟のいたずらを嘆き岩戸に身を隠し、この世が闇に包まれました。困り果てた神々は岩戸の前に集まり、かがり火を灯し、宇津女命が舞い踊り、みなで囃し立てました。
タカマガハラでのこの物語が神楽の始まりと言われています。
神楽について
神楽は大きく分けて鎮魂玉振、湯立神事、獅子神楽、岩戸神楽とされています。
時代の変化にともない今では劇的で興味深い岩戸神楽だけが神楽のように思われています。
昭和20年代始めに、この岩戸神楽の舞法が複雑でないよう単一化され、主として謡曲、長唄、浄瑠璃から取材をして新しい項目が創作され、大好評を得て上映されました。
そして、この時点で昔から舞いつがれているものを旧舞といい、新しくできた舞を新舞というようになりました。
内容は旧舞も新舞も歴史的事実にもとずかない神話・伝説から取材して神楽化されたものが多く、勧善徴悪ですから、基本的には必ず善者(神)が勝ち、悪者(鬼)が退治されるという構成になっています。
芸北神楽の源流は石見大元神楽
島根県邑智郡の国指定重要無形民俗文化財「石見大元神楽」が県境の中国山地を超え、広島県高田郡方面へ、また浜田地方から県境を越えて広島県山県郡方面へそれぞ伝わり村々の年中行事である氏神社祭礼の奉納行事として定着し、現在では神楽大会などによって、一般顧客からも大好評を得て芸北一帯に神楽ブームを呼び起こしています。